塩コラム

この記事を書いた人:日本ソルトコーディネーター協会代表理事 青山志穂

ソルトコーディネーター青山志穂
ソルトコーディネーター青山志穂

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買ってはいけない塩があるの?

私は塩の専門家ですが、多くの人に「買ってはいけない塩ってありますか?」とよく質問されます。

かなりたくさんの人が誤解しているようなので、このブログ記事ではっきり書いておこうと思いました。

結論から言うと、「買ってはいけない塩」というものはありません。

ブログ等ネットの検索をすると「精製塩は買ってはいけない」と書いている人がいて、そのような情報が蔓延しているのは、塩の専門家としては嘆かわしいことです。

Google検索で「買ってはいけない塩」と検索した結果
Google検索で「買ってはいけない塩」と検索した結果

「精製塩」は、ナトリウム以外のミネラルが含まれておらず、食塩相当量が99.5%以上という点から、健康志向の高い人たちに毛嫌いされていますが、精製塩にもおすすめの用途というものが存在します。

食塩相当量が99.5%以上と非常に高く、しょっぱいさのかなり強い塩ですから、過剰摂取はもちろん健康に良くないですし、食材によっては相性が良くないものが多数あるのは事実です。

しかし、どんな塩にもその塩に合った用途というものがありますので、「買ってはいけない塩」なんてものは存在しないのです。

たとえば、不純物が多い赤色の濃いピンクソルトは、食用には不向きですが、バスソルトとして使うにはピッタリです。

精製塩にも多くの効果的な使い道というものが存在しています。

詳しく解説した記事はこちら

食塩のおすすめの使い方13選とおすすめしない使い方4選!塩の専門家が『嫌われ者』食塩を解説!

こちらのショート動画もご覧ください。

使用しているのは精製された塩、食塩です。

この動画では、「精製塩」を汚れを落とすための材料として使っています。

塩は食べるためだけに存在するというわけではなく、多くの用途があるわけです。

先ほどご紹介した記事でも書いていますが、揚げ物や脂っこい食べ物のつけ塩としては、しょっぱさが鋭く油っこさを緩和してくれる「精製塩」がおすすめですし、食材の下ごしらえに使うときも吸着力の高い「精製塩」がおすすめなんです。

このことが理解できると、「精製塩」にもちゃんと適した使い方があり、決して「買ってはいけない塩」なんかであるはずがないことがよくわかると思います。

ですから、塩を選ぶときは用途によって相性のよいものを選んで使うということが重要になります。

「精製塩だから買わないほうがいい」という意見は、私から言わせれば「自ら選択肢を狭めている」という印象です。

きちんとした塩の知識を身につけ、用途に合った選び方ができるようになったほうが、生活はより楽しく豊かになるのではないでしょうか。

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