塩コラム

この記事を書いた人:ソルトコーディネーター協会代表理事青山志穂

ソルトコーディネーター青山志穂
ソルトコーディネーター青山志穂

はじめに

塩は、料理に欠かせない調味料のひとつ。

塩は「味付けの基礎中の基礎」と言われ、プロの料理人の世界では「塩ふり3年」(塩が上手にふれるようになるまで3年かかる)と言われているほど。

適切に使うことで、主たる食材が本来持っている風味を引き立てることができます。

また、健康面でも、塩は体内の水分バランスを保つ役割や、筋肉や神経の働きを正常に保つためにも必要です。

ただし、過剰に摂取し続けると健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。

適切な塩の摂取量や健康的な使い方についての知識を持つことは、健康な生活を送る上で重要です。

この記事では、塩の栄養素としての分類や、食品群の中での位置づけについて解説しながら、塩の重要性について解説します。

塩の役割と影響を理解し、日々の料理や食生活に役立てていただければと思います。

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塩の基本情報

塩は、化学的には「塩化ナトリウム」として知られる化合物です。

その化学構造は、1つのナトリウムイオンと1つの塩素イオンが結合して形成されます。

NaCl、塩化ナトリウム化合物

塩は地球上で最も一般的な化合物の1つであり、私たちの生活において欠かせない存在です。

塩の種類は製法で分類すると2種類、原料で分類すると6種類ありますが、最も有名なのは海水塩と岩塩の2つだと思います。

海水塩は、海水を蒸発させて作る塩です。

岩塩は、地下に形成された塩鉱床から採掘されるものです。

塩の種類について詳しく解説した記事はこちら

塩の種類は原料で分類すると6種で製法で分類すると2種類に分けることができます!

料理に味付けをするという目的以外での塩の利用方法としては、たとえばスポーツドリンクには、体内の電解質バランスに近づけるために塩が含まれています。

スポーツドリンクを飲む女性

また、食べたり飲んだりする以外の用途でも、たとえば塩を苛性ソーダとソーダ灰に分解して工業製品を製造するのに使われたり、掃除や洗濯などの家事において汚れを落とすために利用されることがあります。

塩の用途について青山志穂先生がわかりやすく1分で解説している動画はこちら

このように、塩は私たちの生活に多くの面で役立っています。

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塩は五大栄養素のどこに分類されるか?

五大栄養素は、私たちの体にとって必要な主要な栄養素を指し、それぞれが体の成長、エネルギー生成、健康維持に役立っています。

五大栄養素は次の通りです。

  1. 炭水化物
    主にエネルギー源として機能し、米、パン、パスタなどの穀物や、果物、野菜などに含まれています。
  2. タンパク質
    筋肉や組織の成長と修復に必要で、肉、魚、豆類、乳製品などが主要な供給源です。
  3. 脂質
    エネルギーを蓄える役割を持ち、また細胞の構成やホルモンの生成にも関わっています。油、バター、アボカド、ナッツなどに含まれます。
  4. ビタミン
    体の機能を調整し、健康を保つために必要です。野菜、果物、魚、乳製品などから摂取できます。
  5. ミネラル
    骨の形成や体内の電解質バランスを保つために必要で、カルシウム、鉄、亜鉛、ナトリウムなどが含まれます。塩、野菜、肉、魚、乳製品などに含まれます。

5大栄養素

塩の主成分は塩化ナトリウム(NaCl)で、五大栄養素の中で「ミネラル」に分類されます。

ミネラルは単一元素からなる栄養素で、ビタミンと一緒になって補酵素としての役割を果たしてくれます。

せっかく摂取したビタミンやその他の栄養素も、ミネラルがないとその役割を全うすることができません。

もちろんミネラルは塩以外からも摂取できますが、健康的な生活のためには、塩が健康に及ぼす影響を理解することは重要と言えます。

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塩はどの食品群に入るか?

食品群とは、食品を栄養素や役割に基づいて分類するためのカテゴリーです。

食品群を知ることで、バランスの取れた食事や栄養の摂取がしやすくなります。

一般的な食品群の分類には、次のようなものがあります。

  1. 穀類
    米、パン、パスタなどの炭水化物を含む食品です。
  2. 野菜・果物類
    ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含む野菜や果物が該当します。
  3. 肉・魚・卵類
    タンパク質が豊富で、肉、魚、卵が含まれます。
  4. 乳製品
    牛乳やチーズ、ヨーグルトなど、カルシウムやタンパク質を提供する食品群です。
  5. 調味料・油脂類
    食材の味付けや調理に使用される塩、砂糖、油などが含まれます。

塩は料理の味を調えるために使われることから、食品群の中で「調味料・油脂類」に分類されます。

調味料としての塩の役割は、料理の風味を引き立てることや、食材の保存性を高めることです。

塩は食品そのものというよりも、他の食材と一緒に使って味を調える役割を果たすということです。

また、塩は食品の加工過程で使用されることも多く、加工食品や保存食品にも含まれます。

塩は目に見えて塩として使うだけでなく、加工食品にも多く使われているので、食事のバランスを考える際には、塩の摂取量を意識することが重要です。

適切な塩の使用と摂取を心がけることで、健康的な食生活を維持することができます。

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まとめ

この記事では、塩が五大栄養素のどこに分類されるか、塩の基本的な情報、そして食品群の中での位置づけについて解説しました。

塩は、料理の味を引き立てる調味料として重要な役割を果たし、体内の水分バランスを保つためにも必要な栄養素です。

五大栄養素の中では、塩はミネラルに分類され、食品群では調味料として扱われます。

塩の適切な使用は、料理の味を向上させ、食材の保存性を高めるためにも重要です。

一方で、過剰な塩の摂取は健康に悪影響を及ぼすことがあるため、摂りすぎには注意が必要なものでもあります。

この記事を通じて、塩の分類や役割、適切な摂取方法について理解できたでしょうか。

塩の適切な使い方を心がけ、健康的な食生活を送りましょう。

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