塩コラム

この記事を書いた人:日本ソルトコーディネーター協会代表理事青山志穂

日本ソルトコーディネーター協会代表理事青山志穂
日本ソルトコーディネーター協会代表理事青山志穂

はじめに

料理をしていると、レシピで「塩少々」や「塩ひとつまみ」といった表現に出会うことがあります。

これらの言葉はよく使われますが、正確な量がわかりにくいことも多いです。

このブログ記事では、「塩少々」と「塩ひとつまみ」の違いについて塩の専門家である青山志穂先生が動画や写真を使って詳しく解説しています。

料理初心者の方でも正確に塩を使えるようにサポートした内容になっています。

「塩少々」と「塩ひとつまみ」の違いを知ることで、料理の味を安定させたり、失敗を減らしたりできるでしょう。

また、塩の適切な量を知ることで、健康にも良い影響を与えることが期待できます。

記事の最後には、料理で塩を上手に使うためのヒントも紹介するので、ぜひ最後までお読みください。

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塩少々とひとつまみの違いを動画で簡単解説!

レシピ本などでよく見かける表記「塩少々」と「塩ひとつまみ」。

どっちがどれくらいの量で、どういう違いがあるのか?

ちゃんとわかっていない人も多いと思います。

まずは次の動画をご覧ください。

1分間で「塩少々」と「塩ひとつまみ」の違いや量り方をわかりやすく簡単に解説しています。

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「塩少々」とは?

「塩少々」とは、料理のレシピでしばしば使われる表現で、塩をほんのわずかだけ加えることを意味します。

しかし、この「少々」という言葉は具体的な計量を示さないため、料理初心者にとってはわかりにくいことがあります。

一般的に、「少々」とは小さじ1/8から小さじ1/4程度の量を指すことが多いです。

分量に換算すると塩少々は約0.5グラムほどになります。

たとえば、スープや炒め物の味を調整する際、塩の風味をほのかに感じる程度に加える場合に「少々」という表現が使われます。

「塩少々」が使われるシーンとしては、少量の塩を加えることで味を調えたり、ケーキなどのお菓子作りの際に少量の塩を加えることで対比効果で甘味を引き立てる時や、最後の塩味の微調整の際によく見られます。

塩少々料理のプロや経験豊富なシェフは、感覚的に「少々」の量を調整できますが、初心者の場合は少しずつ加えて味を確認することをお勧めします。

塩の量を過剰にしてしまうと、料理全体の味を損なうことがあるため、注意が必要です。

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塩少々の量りかた

塩少々を量るときに使用する指は2本

  1. 親指
  2. 人差し指
塩少々は親指と人差し指の腹で塩をつまむ
塩少々は親指と人差し指の腹で塩をつまむ

親指の腹と人差し指の腹で塩を両側から挟んでつかむ

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「塩ひとつまみ」とは?

「塩ひとつまみ」も、「塩少々」と同様に、料理のレシピで頻繁に見られる表現です。

この表現は「少々」と同様に具体的な計量を示さないため、初心者には分かりにくいことがありますが、一般的には親指と人差し指、中指の3本の指で塩をつまんだときの量を意味します。

計量としては、塩ひとつまみは約1グラム程度です。

これは小さじ1/5から1/6程度に相当しますが、塩の粒子の大きさや湿度によっても微妙に変わります。

塩ひとつまみが使われるシーンは、料理にしっかり味付けをする時がほとんどです。

塩ひとつまみ

塩をつまむ時は、あまり強く握らないようにふわっとすくい上げるように持つように気をつけると良いでしょう。

また、初心者の場合、塩ひとつまみを正確に計量するのは難しいかもしれませんが、少量ずつ加えながら味を確かめることで、料理の塩加減を調整できます。

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塩ひとつまみの量り方

塩ひとつまみを量るときに使用する指は3本

  1. 親指
  2. 人差し指
  3. 中指
塩ひとつまみは親指、人差し指、中指の3本で塩をクレーンゲームのようにしてつかむ
塩ひとつまみは親指、人差し指、中指の3本で塩をつかむ

クレーンゲームのクレーンのようなイメージで塩を取るのがポイント。

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「塩少々」と「塩ひとつまみ」の定義と量の違いまとめ

「塩少々」は、親指と人差し指の2本の指で塩を挟んでとること。

通常は小さじ1/8から小さじ1/4程度の範囲を指します。

分量に換算すると約0.5グラムほどになります。

一方、「塩ひとつまみ」は、親指、中指、人差し指の3本の指で塩をすくって取る際の量を指します。

分量に換算すると約1グラム程度です。

これは、小さじ1/5に相当しますが、個人のつまむ力や塩の粒子の大きさによって変わることがあります。

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使い分けと応用例

「塩少々」と「塩ひとつまみ」の使い分けは、料理の種類や塩の加え方に影響されます。

「塩少々」は、少量の塩を加えることで味を調えたり、ケーキなどのお菓子作りの際に少量の塩を加えることで対比効果で甘味を引き立てる時や、最後の塩味の微調整の際に使われます。

スープ

一方、「塩ひとつまみ」は、料理にしっかりと味を付けたい時に使われます。

 

「塩少々」と「塩ひとつまみ」の違いを理解することで、料理の味をより正確に調整でき、失敗を減らすことができます。

塩の量を慎重に調整しながら、理想的な料理の味を実現しましょう。

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