塩コラム

新潟県産海水塩「白いダイヤ」とは?

原材料名 海水(新潟県100%)
販売されている内容量 240g入り 希望小売価格1080円(税込)

100g入り 希望小売価格648円(税込)

保存方法 直射日光や高温多湿を避け、常温で保存してください。
開封後は密閉容器に入れ、湿気を避けて保管してください
製造者 ミネラル工房株式会社
〒959-3902 新潟県村上市中浜1076-2
TEL:0254-77-2993
FAX:0254-62-7292
白いダイヤのパッケージ写真
白いダイヤのパッケージ

この塩は新潟県の日本海の海水を使用しており、自然の風味と豊富なミネラル分が特徴です。

料理に使うと、素材の味を引き立ててくれます。

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白いダイヤ100gあたりの栄養成分表示

エネルギー 0 kcal
たんぱく質 0 g
脂質 0 g
炭水化物 0 g
食塩相当量 約89.5 g
カルシウム 140 mg
マグネシウム 500 mg
カリウム 300 mg

このように、「白いダイヤ」はナトリウム以外のミネラルが豊富に含まれており、バランスが良い塩です。

これらの成分は健康に良いとされ、特に味や栄養バランスを重視する料理に適しています。

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白いダイヤの4つの特徴

「白いダイヤ」は、新潟県のミネラル工房が製造している高品質な海水塩です。

生産者の富樫さんが考えた独自の製法で生産されており、きらきらと輝く透明感の高い結晶も特徴のひとつです。

以下に「白いダイヤ」の4つの特徴をまとめます。

  1. 独自の製造方法
  2. ナトリウム以外のミネラルも含みバランスが良い
  3. まろやかな塩味と結晶の美しさ
  4. 魚介類を使った料理におすすめ

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❶製造方法

「白いダイヤ」は、伝統的な平釜製法で作られていますが、そこには生産者の富樫さんが独自に開発した工夫がされています。

白いダイヤの生産者の富樫修一さん
白いダイヤの生産者の富樫修一さん

まず、海水を薪で炊いた平釜で煮詰めて濃縮します。

白いダイヤの製造工程
平釜で煮詰めて濃縮させる

そのあと、濃縮した海水を容器に入れて湯煎にかけ、間接的にじっくり熱を加えながら、時間をかけて結晶化させていきます。

この方法では、海水を低温でゆっくりと煮詰めることで、塩の結晶がフレーク状になりやすいという特徴があります。

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❷ミネラル成分

「白いダイヤ」は、塩化ナトリウムの含有量が100g中90g以下と少なめで、ナトリウム以外のマグネシウムやカリウム、カルシウムなどのミネラルも含んでいます。

突出してどのミネラルが多いということがなく、ミネラルバランスがとてもよいのが特徴です。

白いダイヤ
白いダイヤの特徴はミネラルバランスがとてもよい

❸味わい

「白いダイヤ」は、まろやかな塩味とともに、すっきりとしたうまみとほのかな酸味が楽しめます。

また、塩の結晶が解ける時に、ほんのりと日本海の潮風の香りを感じられます。

白いダイヤの製塩所の前の海
白いダイヤの製塩所の前の海

味わいのバランスも良いので、料理に使う時に素材の風味を損なうことなく、少量の塩で料理全体の味をぐっと底上げしてくれます。

また、製造工程においてカルシウムなどの溶けにくい成分を除去することで、美しい白い塩の結晶が、見た目にも高級感を与えてくれます。

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❹用途

「白いダイヤ」は、様々な料理に適しています。

特に、魚介類との相性は抜群です。魚に塩を振って焼いたり、新鮮な白身魚の刺身にぱらりとふりかけて食べると、鮮度とうまみが増し、いつもの料理をよりおいしくしてくれることでしょう。

白いダイヤは魚料理との相性が抜群
白いダイヤは魚料理との相性が抜群

また、塩そのものが美味しいため、テーブルソルトとして卓上に置いて、ちょっと塩味が足りないなという時に追加でふりかけるのもおすすめです。

白いダイヤの製造工程

「白いダイヤ」が作られる伝統的な平釜製法の手順工程について、詳しく説明します。

  1. 海水の採取
  2. 濃縮
  3. 塩の結晶化
  4. 乾燥
  5. 検品と包装
  6. 出荷

このように、「白いダイヤ」は時間と手間をかけて、丁寧に作られることで、その美しい結晶と豊かな味わいが生まれます。

職人技が活かされているため、品質の高い塩として評価されています。

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工程手順❶海水の採取

「白いダイヤ」の製造には、日本海の海水が使用されます。

白いダイヤ製塩所の前の海岸
白いダイヤ製塩所の前の海岸

特に、笹川流れと呼ばれる美しい景観と清らかな海水に恵まれた一帯から取水しているため、その清浄さは群を抜いています。

汲み上げた海水はいったんタンクに溜め、小石や海藻などの異物を取り除くためにろ過フィルターを通します。

工程手順❷濃縮

生産者の富樫さんお手製の平釜に海水を注ぎ、薪で炊いて水分を蒸発させることで塩分濃度を高めます。

白いダイヤの製造工程
平釜で煮詰めて濃縮させる

濃縮された海水は「かん水」と呼ばれ、塩分濃度が18%前後と、海水3.4%に比べて高くなります。

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工程手順❸塩の結晶化

18%前後まで濃縮した海水を一晩冷やすことで、ざらっとした舌触りやえぐみの原因となる成分を取り除きます。

その後、濃縮海水をステンレス製の平らな容器に注ぎ、沸騰したお湯の上に船のように浮かべます。

白いダイヤは結晶釜で濃縮
白いダイヤは結晶釜で濃縮

こうすることで、濃縮海水そのものが高温にさらされることなく、じっくりと低温で熱が加えられ、徐々に海水が蒸発して、塩の結晶が生まれ始めます。

この段階で、きらきらと輝く美しく小さなフレーク状の塩の結晶が作られます。

工程手順❹乾燥

結晶化した塩を収穫し、ざるの上にあげて数日の間、乾燥させます。

乾燥は自然の風や太陽の力を使用して行われ、塩に含まれる過剰なにがりを適度に飛ばします。

この工程により、塩がさらさらとした状態になるとともに、最終的に塩に含まれるミネラルのバランスがどのようになるかがコントロールされ、塩ができあがります。

白いダイヤ
白いダイヤ

工程手順❺検品と包装

乾燥後は、結晶の大きさを揃えるためにふるいにかけます。

さらに、手作業で不純物が取り除かれます。どんな小さな不純物も見逃さないように、しっかりと目視で確認しながら、ピンセットを使って丁寧に作業が行われます。

不純物が取り除かれた塩は、軽量しながらパッケージに入れていきます。

こうしてやっと「白いダイヤ」が完成します。

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工程手順❼出荷

包装された塩は最終的な品質チェックを経て、出荷されます。

ミネラル工房には売店が併設されていますし、通販にも対応したりと、幅広い購入方法があります。

近隣であれば、生産者の富樫さんが直接お届けに行くこともあります。

こうして、「白いダイヤ」が市場に出回り、みなさんのお手元に届けられています。

白いダイヤが作られている新潟県村上市中浜の海はどんな海?

新潟県村上市中浜の海は、日本海に面した地域で、その自然環境は「白いダイヤ」の製造に適した条件を備えています。

村上市中浜の海は、日本海の北部に位置し、比較的冷涼で清らかな海水が特徴です。

この海域は、豊かな自然環境に囲まれており、海水の質が高く栄養豊富な海水が得られます。

村上市中浜の海岸地域は、手つかずの自然が多く残されており、人為的な影響が少ないため、環境が非常に良好です。

このため、海水の汚染が少なく、清浄な海水を利用できる点が「白いダイヤ」の品質を支えています。

この地域は、四季の変化がはっきりしており、春から夏にかけては暖かく、秋から冬にかけては寒冷な気候となります。

特に冬場は、日本海からの冷たい風が吹き、雪が降ることもあります。

このような季節の変化が、塩作りの工程にも影響を与え、独特の風味を持つ塩を生み出す要因の一つとなっています。

村上市中浜周辺は、漁業が盛んな地域でもあります。

このため、海の豊かさやその恩恵を受けた地域産業が発展しており、塩作りもその一環として長い歴史があります。

地元の漁業者や住民全員が、この海の恵みを大切に守って生活しており、その恵みが塩づくりに活かされています。

白いダイヤの生産者の富樫さんと青山志穂先生
白いダイヤの生産者の富樫さんと青山志穂先生